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「ぶ「その小説のタイトルって何ですか?」
まさかここで中川がセリフを被せてくるとは思っていなかった…泣きたい…
「えっと○○だけど…」
「○○ですか…僕も読みましたが良かったと思いますよ。主人公とヒロインの一途な感じが良かったです。それに最後は感動しました。」
何か急に中川が自分の感想を入れてきたのだけど…俺はどうしたら良いのかしら?
「そうなんだ…私はあの作品をそんなに良いものと思ってないなんだけど…」
「…え…?」
「ちょwwww有栖www自分が良い小説と思ったからあれを貸したんじゃないのかよwww」
「だって主人公がレイプされてその後に好きな人の子供を妊娠し流産。最後にはその好きな人が癌で死ぬ…ってそんなに良いかしら?」
確かにwwwどう考えても女の子涙目www現実にこれがあったら泣くどころじゃねーよwww自殺もんだwwww
「まぁ私の思ったことだから誰かほかの人に聞いたら『凄く良いよ!』って言われるかもしれないけど…私は無理。この小説で感動するとか有り得ない。」
「…」
ここまで自分の意見を真っ向から否定されるとは思っていなかったんだろうなwww中川君…肩を落としてそっと去っていったぞwwwwざまぁwwww
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