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先程も説明したが、この戦場の出撃地点はGRFとEUSTで東西にわかれている。
俺達EUSTの部隊は西から出撃し、おおよそ中心辺りで相手の部隊と衝突するだろうが、そこに至るまでに一つずつ「プラント」を通ることになる。
グラント曰く「得点補助棒」といわれるそれは、みたところ本当になぜそこにあるのかわからない棒状の機械だ。
これの付近をその作戦に参加するブラストが一定時間滞在すると、そのブラストから発される所属の信号がプラントに送られ、その所属のものとなり、それが「ポイント」となる。
なぜ戦場にポイントなどと言うものがあるのか。これにももちろん理由があるのだが・・・。
とりあえず、相手部隊を全滅させる前に制限時間が来てしまえば、ポイントの高いほうが勝利。今回の場合、ニュードを採集する権利を勝利した側が得る。
もしお互いの被害が同じ場合、このプラントを素通りしていれば、必然的に負けになるし、相手を一人撃破したからと言って部隊の全員が隠れたり、時間まで逃げ回った結果、勝ったとは言い難いと言うことでこういうものが存在するらしい。
ちなみに、制限時間になって全てのプラントが占拠されてしまった場合、相手側に特別なポイントがはいる。
とりあえず、占拠出来るうちにしない理由は特にないのだ。開始早々敵陣に総戦力で突入しないかぎりは。
そしてそれは相手も同じ。つまり、多少ゆっくりしていてもそれがすぐさま戦況を左右する結果にはなりにくいし、これでも順調にプラントに向かっている。
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