最期の誓い(小政)

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息が切れる。 それでも走った。 そこは戦場。 でも今はそんな事関係無い。 敵がオレを見て襲ってくる。 走りながら刀を振る。 血飛沫が宙を舞う。 気にも止めず、ただ走る。 ある場所で歩を止めた。 いや、止まった。 目の前には血塗れの男が1人。 オレの右目。 「死ぬな小十郎ォォォォ!!」 天にも届く叫びをあげた。
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