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(妙に静かだ…。)
そう、心の中で思うと、腰についている剣を抜く。
"スラッ"っと言う音が辺りに小さく響く。
周りを、複数の人間に囲まれていたからだ。
しかも、皆…レンジャー、殺し屋らしい。
「いるんだろ…出てこいよ。」
そう、自分に聞こえるか聞こえないかの小さな声で言った直後―
"ドォン!!"
何かがぶつかった音が今度は大きく響く。
「ロト様!?―…」
ハッとなって窓から覗きこむフィオーネ。
しかし、煙が邪魔して下の状況がうまく見えない。
(どうしよう…)
そう思いながらも、近くの階段を急いでかけ降りた。
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