第一章

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剣と剣がぶつかる音にいち早く気づいたのは、マルティスだった。 ライが(奪った)剣で塞いでいるのを見ると、術を唱え始めた。 「ナイス、ライ!!」 そう言うと、ロトに向かって先程唱えた術を放つ。 それをロトは華麗に避ける。一歩遅れてライもあわてて避ける。 「こらー!俺を一緒に殺そうとするなー!!」 マルティスに向かって子供っぽく怒る。 チームの仲が悪いせいか、ロトは少し呆れていた。 (さっきの会話といい、今の魔法といい…。) ため息をつこうとした時、マルティスはロトに向かって何かを放つ。 不発だったのか、何もおきない。
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