2人が本棚に入れています
本棚に追加
そして、いつの日か姫は次第に外の世界への興味を持ち始めた。
外の世界には何があるの?
人って?
友達って?
楽しさって―…?
姫の外への興味は次第に大きくなっていった。
もっとも大きく増幅させたのは、ある一人の男性だった。
その男性は、何をするわけでもなくただ姫のいる塔を眺めていた。
最初は、単に観光か何かかと思った。
だが、しばらくしてもその人は立ち去らず、毎日この塔の下に来ては眺めていた。
姫はその人の事が次第に気になり始め、その服装に興味を持ち始めた。
最初のコメントを投稿しよう!