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前の学校はド田舎にある家からは
歩いて50分かかる無駄に広い学校だったのに対して、
この学校はモロ都心にあり、
かなり狭くグラウンドも狭かった。
しかもかなり年期が入っている。
初めて入る学校だけあり、
右も左もわからなかったので
かろうじて見つけた職員室の扉をノックし入る。
『失礼します!今日から転校して来ました神尾ですけど』
すると、いかにもキレたら怖そうな先生が出てきた。
担任でありませんように…。
『おっ!お前が神尾か!』
いきなりお前って…
ん?ちょっと待てよ。ってことはまさか…。
『俺が1年2組の担任の八木だ!よろしくな!』…あー、最悪だ。
『よろしくお願いしまーす』
適当に返事をした後、
弁当を持って来てない事を伝えると、
見た目とは反対に優しく教えてくれた。
『今日から転校して来た神尾な!お前ら仲良くしてやってな!』
『ういーっす!』
先に弁当の注文の紙を書いていた二人も適当に返事をして去って行った。
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