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「はぁぁぁぁぁ!!」
光の波が更に強くなり、黒いナイフを消し去っていく
光の特性である"消滅"を組み込んだのか……
「そんな……私の黒鳴が…!?」
「まだまだァッ!!」
ガイが剣を抜くと、その刀身に光が集まってゆき、巨大な剣の形となった
「極光剣ッ!!」
巨大な剣を振りかぶるガイ
「終わりだァァァァ!」
「まだ黒鳴は全部消えてはいないッ!」
残ったナイフを一つにまとめ、それを迎え撃つルウ
光の剣と、黒の刃が激突した
拮抗する二つの武器
しかし、徐々に……
(私の黒鳴が……消されていく……!?)
少しずつ、だが確かにガイが押してきている
(イヤ…あんなロリコンに負けるなんて……絶対に嫌!!)
「来て!クロちゃん!!」
その叫びと同時に拮抗が崩れ、黒の刃が消滅した
「もらったァ!!」
ルウの手元に戻ったナイフを見て、勝ちを確信したガイ
だ が し か し
シュンッ
バキィッ
「なんだとッ!?」
ルウが召喚したのは小型の亀
その甲羅に当たり、光が砕け、元の大剣となった
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