ー 行き倒れの二人 ー
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斎藤 「副長が、そう仰るならば、俺に異論は御座いません。」 やはり、一も二もなく、土方の決定に従う斎藤。 永倉 「まあ、何はともあれ。取り敢えず、良かったな、姫さん。」 そう言う永倉に、凛は口元を綻ばせ、こくんっと頷いた。鴉は、そんな二人の様子を、複雑な表情で見つめていたー ー喋れぬ『言霊遣い』と、その従者である『妖』は 蒼き壬生の狼達と、運命的な出逢いを果たしたー
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