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俺は今、目の前にあるデカすぎる建物に唖然としていた。
開いた口が塞がらないとはまさにこの事。
「これが寮であってるんだよな、、、」
俺の目の前にあるのは九十九(ツクモ)魔法学校にある生徒専用の寮だ。多分。
自信がないのはそのデカさが原因で、普通のマンションを5つ程合わせたデカさだ。
いまいちデカさが伝わってない気がするが、まぁいいか。
さて、なぜ俺がこんなとこにいるかというとだな、国の法律で魔者は15才になったら自宅から最も近い魔法学校に入学しなければならない。なんでも魔法の正しい使い方を教えるためだとか何とか。
つまり行きたくないやつにとっては監獄なわけだ。
ちなみに魔者ってのは文字通り魔法が使える者のことをいって、魔法を使えない者は一般人。
つまり俺は魔者なわけで今年からここ、九十九魔法学校に入学しなきゃならん。まったく迷惑な話だな。なぜか??それは、ここの学校が名門校だからだ。ここらには10才から入れる魔法学校がいくつもある。そのお陰でこの学校に入学してくる生徒は皆優秀なわけよ。しかし、俺は10才から学校にはいってなかったし、いったとしても俺は魔法がほとんど使えないから行く意味がない。
つまり、俺は魔者ではあるが魔法が苦手でそんな俺がこの名門校でやっていけるかが心配なわけだ。頭脳には少し自信があるから大丈夫なんだけどな。
「あのー、、、」
俺が唖然としていると、不意に後ろから声が聞こえてきた。
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