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「歯磨きしなよ、納豆臭いって嫌がられるよ」
「ん。…じゃなくて合鍵」
シャツの袖を捲り、洗い物を始めた千尋に顔をしかめる。
「やーだよ。なんでそんなこと言うのさ」
「そんなことじゃない。お前も高校生なんだから、いい加減俺に付きまとうのは止めろ」
「…秋良になんか言われた?」
洗い物を終え、タオルで手を拭きながら千尋は俺に向き直った。
口角を上げ、少し困った顔をしている。
「秋良は関係ないよ。もううちにも来んな」
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