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「どしたの蜜葉、俺に見惚れた?」
「…今からでも遅くない。目を覚ませ千尋」
「は?起きてるよ俺」
「いいか、男同士じゃ結婚出来ないし世間様から爪弾きにされる。大丈夫。お前ならまっとう以上にモテてウハウハな人生を送れるはずだ」
だから、目を覚ませ。
真剣に千尋に言うのは、今回が初めてではない。
実は何度も何度も何度も何度も…なんども!言っている。
しかし千尋はヘラリと笑うのだ。
「最終的には養子縁組でいいじゃんハニー」
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