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少しの間があって、竜が言った。
竜:望ぃー、本気で分かってないの?
私:だから何が?
竜:望がそんな嘘つくとは思えんしなあ。
・・・・・・・・・。
私:え?
竜:望、誤魔化してもどうせ気付くやろうから話すけど、落ち着いて聞けよ。
私:ぅ…うん。何?
竜:望はずっと大分に住んでる?
私:当たり前じゃん。ずっと大分の実家だよ。
竜:望は結婚して四年くらい熊本に住んでたんだよ。その子供がけいと君。
私:何言ってると竜?私は結婚なんかしてないし、ずっと大分で…。
竜:ここ四年間、大分で何してたか言える?
私:夜の仕事してて、19ん時にお母さんがガンで死んで…………それで………。あれ…?
竜:分からんやろ?…落ち着いて聞いて。望は19で結婚して熊本に住んでて、それで色々あって今年の1月に大分に帰ってきた。
私:嘘だ。意味わかんないよ。
竜:……望、アルバム探してみ?部屋にアルバムがあるはず。そこに結婚式の写真とかけいと君の写真があるから。
私:あるわけないじゃん。えーと、、、。あったあった。
竜:落ち着いて見ろよ?
私:は?…なんか赤ちゃん抱っこしてる。
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