2日目

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[翔梧side] くそっ! ぜってぇ傷つけたくねぇやつを傷つけちまった!! どこまで俺は3流野郎なんだよ!! 「今の・・・」 困惑した表情で茉菜が俺を見る。 「あぁ、芦名だ」 俺は短く総答えると、芦名の後を追いかけようとした。 「いやっ!!まだここにいてっ!!」 ・・・が、茉菜がそれを許そうとはしなかった。 「茉菜。離せ。」 「・・・しょう、ご・・・?」 「離せっていってんだよ!!!!」 「わ、わかった」 俺は芦名の後を追いかけたい一心で、気づけば茉菜のことを怒鳴りつけていた。 だが、そんなことはお構いなしに、俺は茉菜の手の力が緩まった瞬間を見計い、教室から出て行った。 「な、んで・・・?なんであたしじゃいけないの・・・? なんで、なんでよぉ!!! 何であんな女のところに行くの!!? 許さない 絶対に許さないんだから 日野芦名 あたしから翔梧を奪ったこと、後でたっぷり後悔させてやるんだから!!!」
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