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「それにしても泣くのって、結構疲れるな。知らなかった」
ハァと息をついた樹利に、可愛は「うん」と頷いた。
「私も最近リオン君のことでよく泣いててね、リオン君は『趣味なんですか?』って呆れてたけど、泣くのは疲れるよね」
その言葉に、樹利は顔色を変えた。
「はっ?あいつが可愛に何かしたのか?」
「あっ、そういうんじゃなくてね……最初リオン君乱交パーティとかしてて」
「乱交パーティ?」
目を丸くした樹利に、可愛は、しまった、と目を細めた。
「……今は落ち着いたから、全部話しちゃうね」
と可愛は、リオンとの最初の出会いから、彼の心を救おうと奮闘し、そしてマネージャーの長岡さんに想いを告げることができて、今二人はいい雰囲気であること告げた。
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