《 プロローグ 》

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「亜夏葉(あげは)ちゃんお疲れ様でしたぁーー」   そんな声が後ろから聞こえてくる   それに適当に返しながら出口に向かう   出口から出ると私は夜の蝶からただの学生に戻る   ...って言ってもドレスの上から黒のコートを羽織っただけで   ぱっと見は二十歳そこそこに見えるんじゃないかな......   そんな事を頭の中でボンヤリ考えながら家までの道を   歩いていると遠くの方から誰かの声が聞こえてきた .
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