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ここは門矢邸にある蔵の中。
光樹は香織が止めるのをよそに何か面白そうな物がないか漁っていた。
光樹「何か面白そうな物ないかな…」
香織「やめなさいよ光樹!また夏海さんに怒られるわよ!」
光樹「大丈夫だって!!おっ?この箱は何かな…?」
光樹は紐で厳重に縛られ封をされた木箱を発見する。
光樹「ヘッヘッヘ、お宝の匂いがするぜ…」
上着のフトコロからカッターを取りだし紐を次々と切っていく。
香織「ちょっと光樹!」
光樹「さて中身は……なんだこれ?」
箱の中に入っていたのは謎のバックルと数十枚のカードだった。
光樹「何のカードだ?キバ?クウガ?」
香織「タロットカードかしら?」
光樹「タロットってこんなだったか?……ってうわっ!!」
香織「きゃあ!!」
カードが光を放ち、数枚のカードを残して絵柄が消えていた。
香織「今の光はなんだったの?」
光樹「見ろよ香織!!カードの絵柄が消えてる!!」
香織「ええっ!?」
士「おい、何やってるんだお前達…」
光樹たちが声のした方向に振り向くと、蔵の入口に士が立っていた。
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