第1話 始まり

4/8
前へ
/12ページ
次へ
光樹「お…オヤジ…」 光樹はとっさにカードとバックルを後ろに隠した。 士「今何を隠した?」 光樹「いや、なんでも……」 士「隠してもムダだ。見せてみろ」 士は光樹の腕をつかみ、隠されたバックルとカードを見つける。 光樹・香織「あ…」 士「お前達…ディケイドライバーの封印を解いたのか」 光樹「ディケイドライバー?」 士「ディケイドライバー。こいつを使うと仮面ライダーディケイドに変身出来るんだ。実際に試してみるか?」 士がディケイドライバーを光樹の腰の部分にかざすと、ベルト部分が伸び装着される。 光樹「おおっ!これは!?」 士「そしてお前から向かって左側についているライドブッカーからカメンライドディケイドのカードを取り出せ。それをバックル部分にカードを入れて変身!と言いながらバックル部分を半回転させると変身完了だ」 光樹「ライドブッカー…これだな?そしてカードを入れてっと…」 光樹は大きく息を吸い込み… 光樹「変身!」 周りに複数の残像が出現し、光樹の体に全ての残像が重なり変身が完了する。 ディケイド「これが…仮面ライダーディケイド!!」 香織「光樹が変身しちゃった…」 士「どうやらディケイド関連以外のカードは全て力を失ってしまったみたいだな」 士は何枚かカードを取り確認する。 ディケイド「すまんオヤジ…」 士「大丈夫だ。お前はこれからカードの力を取り戻す旅に出てもらう」 ディケイド「ええっ!?旅に!?」 士「一人じゃ不安か?なら香織にも…」 香織「私!?いやいやムリですって!!」 士「大丈夫だ。二人が嫌ならオレの友人を同行させ…」 夏海「何をやってるですか!!旅だなんて許しませんよ!!」 士「夏海」 光樹「オフクロ!?」 香織「夏海さん!?」 夏海「光樹もふざけてないで!!」 夏海はバックルを半回転させディケイドを変身解除させる。 光樹「うおっ!!」 夏海「香織ちゃんも今日は帰りなさい。私はこの二人に話があります」 香織「は…はいぃ!!」 光樹「おい香織!!逃げんのか!?」
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加