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光樹「お…オヤジ…」
光樹はとっさにカードとバックルを後ろに隠した。
士「今何を隠した?」
光樹「いや、なんでも……」
士「隠してもムダだ。見せてみろ」
士は光樹の腕をつかみ、隠されたバックルとカードを見つける。
光樹・香織「あ…」
士「お前達…ディケイドライバーの封印を解いたのか」
光樹「ディケイドライバー?」
士「ディケイドライバー。こいつを使うと仮面ライダーディケイドに変身出来るんだ。実際に試してみるか?」
士がディケイドライバーを光樹の腰の部分にかざすと、ベルト部分が伸び装着される。
光樹「おおっ!これは!?」
士「そしてお前から向かって左側についているライドブッカーからカメンライドディケイドのカードを取り出せ。それをバックル部分にカードを入れて変身!と言いながらバックル部分を半回転させると変身完了だ」
光樹「ライドブッカー…これだな?そしてカードを入れてっと…」
光樹は大きく息を吸い込み…
光樹「変身!」
周りに複数の残像が出現し、光樹の体に全ての残像が重なり変身が完了する。
ディケイド「これが…仮面ライダーディケイド!!」
香織「光樹が変身しちゃった…」
士「どうやらディケイド関連以外のカードは全て力を失ってしまったみたいだな」
士は何枚かカードを取り確認する。
ディケイド「すまんオヤジ…」
士「大丈夫だ。お前はこれからカードの力を取り戻す旅に出てもらう」
ディケイド「ええっ!?旅に!?」
士「一人じゃ不安か?なら香織にも…」
香織「私!?いやいやムリですって!!」
士「大丈夫だ。二人が嫌ならオレの友人を同行させ…」
夏海「何をやってるですか!!旅だなんて許しませんよ!!」
士「夏海」
光樹「オフクロ!?」
香織「夏海さん!?」
夏海「光樹もふざけてないで!!」
夏海はバックルを半回転させディケイドを変身解除させる。
光樹「うおっ!!」
夏海「香織ちゃんも今日は帰りなさい。私はこの二人に話があります」
香織「は…はいぃ!!」
光樹「おい香織!!逃げんのか!?」
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