第1話 始まり

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光樹が気合いを入れて玄関を出ると、門扉の前に旅行用バッグを持った香織が立っていた。 光樹「香織?なんでここにいるんだ?」 香織「やっぱり光樹が心配だから一緒に行くことにしたの!お父さんとお母さんには黙って出て来ちゃったけど…」 光樹「おじさんとおばさんにはオヤジがなんとか説明してくれるって!でも来てくれてありがとな!!」 香織「ん…そういえばこれからどこに行くの?」 光樹「大丈夫だ、オヤジから地図はもらった!!」 そう言って香織の目前に地図を突き出す。 香織「このバツ印が付いてる場所に行けばいいのね?ここから結構近いじゃない」 光樹「よーしそんじゃ出発だ!!」 光樹は勇み足で歩き出す。 香織「ちょ…待ちなさいよ光樹!」 そしてそれを香織は追いかける。
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