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「そうか、またあの剣技を拝めるかと思ったんだが」
あからさまに残念そうにして落ち込む旦那
気持ち悪いくらいに由岐萌えですね旦那は
「しかしどうしてだ。賞金もかなりのもんだぞ。飛龍を一捻りしたお前達なら容易いだろ」
「面倒だから」
「興味ないから」
「もともこもないな。そんな波のない生に退屈しないのか」
「ならお前がでろ。私達はでない」
話は終わりとばかりに書類を片付け帰り自宅をはじめる由岐
彼女の強固たる意思は並大抵では覆らない
さりげなくオレの未来も彼女に引っ張られる事も多々多いですけど
「そうか、ならいい。私も出場するつもりはないよ。禁止されてるんだ」
剣技に長けるアシリアさんはこの国でも五本の指にはいる剣士だ
魔法こそ使えないがその研ぎ澄まされた剣は百戦錬磨
恐れられるのも無理はないほどにだ
オレも由岐もまだ殺りあったことはないけど
腕の一本は覚悟しないといけないかもしれません
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