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「さて、ユキも帰ったことだし。本題に入るか」
モアイの如く巖の如しなアシリアさんが急に活動を再開
椅子にちゃんと座り直すと初対面の時の値踏みするような鋭い眼をしてこちらをむいた
赤信号赤信号
この女性がこの眼をするときは決まって面倒事になる
あぁ神様
貴方は私がそんなにもお嫌いか
「ミナカミ、お前達が私のもとに来て一ヶ月だ。私なりにお前達を観察してきたが、どうにも解せないことがある」
「唐突ですね。なんです?」
「まず一つは、お前達は世界がひっくり返っても奴隷なんぞにはならない。その戦闘能力も然りだがなによりも思考力が違う。奴隷になるような連中、いや、普通の人間ですらお前達のような異常者はいないだろう」
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