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「そして一つ、お前達の動きはこの世界のいかなる武術書にもない。私はお前達の故郷であろう極東の島国にも行ったことがある。そこは確かに独特な技を使うが、お前達ほどじゃない」
「そして最後、お前達の魔法は普通ではない。魔法はいわば数学だ。この世の方程式を書き換え奇跡をもって結果を表す。だが、お前達の使う魔法というのは式すらない。いきなり結果が出ている。そんなものは魔法ではない」
最後の提言はさも不愉快そうに述べられた
理屈も道理もない事象を嫌うアシリアさんは
超能力と呼ばれる類いを徹底的に嫌う
それはまさしく目の敵とよばれる程で
仕事で超能力者の発掘を依頼された時は即答で却下した
おまけにもう二度とうちに仕事を持ち込むなと怒りを露にしたぐらいで
彼女の地雷を踏んだ依頼人はアシリアさんの剣幕にほうほうていで逃げ帰った
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