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「おぉ坊主に嬢ちゃん、早いな。仕事か?」
おやっさんはオレ達を見受けるなりその豪快な体格とは似つかわしい爽やかさで挨拶してくれた
「えぇ、アスマラまでちょっと。二日三日出張ります」
そう言うとおやっさんは顔をしかめた
あり?
なんか間違えました?
「アスマラかぁ、そりゃ今すぐじゃなきゃ駄目か」
手を顎にあてて尋ねるおやっさん
歯切れが悪いがなんだろう
「いやな、最近アスマラ付近でガルタの十三姉妹がでたって話でな。二人がアシリアの下で働けるのを知ってはいるんだが、どうも相手がなぁ」
心配そうに視線を合わせてくるおやっさん
やべ
オレが女なら絶対おやっさんに惚れてますよこれ
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