働かざる者食うべからず

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馬車に揺られること半日 途中休憩を挟みながら野を越え山を越え そろそろ飽きたなと思い始めたころにアスマラの街についた アスマラは山の麓に作られた鉱山街 ドラノフ大鉱山の発掘の為に集まった人間達の街 ここからとれる鉄なり金なり銀なり銅なり石炭なりが国中に運ばれているそうです これも元は魔王の支配領地だったらしいのですけど 戦争に勝利した人間がぶんどったそうです まぁ勝てば官軍ですからね 使用人に四日後にまた来るように言いつけて街に入る 門にもアシリアさんの通行書を見せれば簡単に通してくれた この国で入れない場所はないらしいですからねあの人 門番の人もえらく恐縮してたところ なにかやらかしてるんでしょうね
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