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魔獣達は未知の怪物に恐れをなしたか
全滅する前に退散していった
安心です
全滅させたら由岐になに言われるかわかりませんからね
銃弾を補充しながらの戦いはなかなかに難しいかったです
二挺拳銃ですから両手が塞がってましたし
魔獣も素早かったですしね
血と火薬の匂いが充満した一帯はまさに戦場みたいです
なんといいますか
戦闘本能が刺激される匂いと光景ですよ
フヒヒ
フヒヒヒヒ
フヒヒヒヒヒヒヒ
みたいな？
「ふぅ、お怪我はありませんか？」
相変わらずポカンと座り込んでいる嬢ちゃんに笑顔をむける
「…………す、」
す？
「すごい！すごいねお兄ちゃん!!」
照れるぜ
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