どうしてこうなった ~十三姉妹編~

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「―――ッ!?」 振り返ると高く燃え盛る炎の中から悠然と歩き出る 魔王 肌はおろか服や髪すらまったく燃えていない 炎の熱すらも感じていないかのように 涼やかに由岐は再臨した 悠々とした歩みはまさに魔王の風格 冷静にいまの魔術を解釈しながら現れる姿は まさに漫画やアニメ 超 絶 羨 ま し い オレもアレしたい超したい 「………なんで」 「なんで?別に不思議じゃないだろう。お前に使える魔術がどうして私には使えないということになる」 由岐が一歩進むと 嬢ちゃんが一歩下がった それをみた由岐は鼻で小さくため息をつくと まるでアニメのワンクールが終わったかのような 虚しさを伴った眼をした
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