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「由岐、そのお嬢ちゃん殺すの？」
「いや、殺さない。役所に渡せば金になるだろう、それにこいつを餌に他の姉妹を誘き寄せれるしね」
「てことはホントに十三姉妹全員とやるつもりなのね」
「当然、期限もあるんだからさっさと準備しないとな」
恐怖に怯える嬢ちゃんを気絶させんと近寄る
完全に頭を抱え込んで首が丸見えなので一撃で簡単にとばせる
「それ以上その娘に近寄づくな」
静かな空間に綺麗なハスキーボイスが響いた
オレも由岐もやっと声をかけたかと苦笑混じりに振り返る
由岐が炎からでてきたぐらいに現れた二つの気配
殺気立っていたからすぐにわかった
木を挟んで立つ二人の女性は
由岐とオレを殺す気で見ていた
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