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意識を失った剣のお姉さんを中心に対魔法八式多重結界を発動させ
今にも泣き出しそうな末っ子嬢ちゃんを連れて下山
由岐は満足そうに煙草をくわえ
オレはコートのポケットに手を入れて虚無
つまりその気になれば隙をついて逃げることも可能な状況にある末っ子嬢ちゃんだが
姉達を簡単にあしらった正体不明で意味不明の我々の機嫌を損ねようとはしなかった
炭鉱とはまた別に登っていたので
正規の道のりから外れ街の端から宿に戻った
さすがに奴隷商人と思われかねないので縄はほどいたが
オレが前、由岐が後ろをとる形で挟んでおいた
それでもやはり目立ったのか
街の気風とはかなり違う三人は飲み会を始めようとぶらつく親父達の注目の的だった
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