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オレがとった宿は役所から近いそこそこ大きな所で
一階は誰でも利用できる大食堂
二階が旅行客を泊める宿となっている
時刻もそろそろ宜しい感じで仕事終わりの親父達が既に飲み始めていた
広くがやつく食堂では誰も周りを気にしないので酔っ払いは特に我々を注目することなく
さらっと隅っこの席を陣取れた
末っ子嬢ちゃんはさっきからオロオロ辺りを見回しては首を縮めている
犯罪者集団はさすがにこんな人間が集まる食堂には来たことないか
机には特にメニューはない
こういったところはその日その日でメニューが変わる
食品の鮮度や残量、季節によって変わる食材
毎日のように補充できるわけでもないのでやはりできる料理は限られる
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