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「ふぅん、変わった名前ね。この国の名風ではないようだけど。じゃあお嬢さんの好きなご飯はなにかな、不可能じゃないならなんでも用意させるよ」
させると表現しているあたりこの給仕さんの権力のほどを理解できますね
末っ子嬢ちゃんは好きなものと言われまた困ったように視線を泳がせたあと
おずおずとお気に入りの料理を口にした
「……パ、パンと、ホットミルク」
リコが微笑を浮かべたまま固まった
そして何度も末っ子嬢ちゃんの衣服と顔を見比べ
なぜかオレを見た
「ジュン君、この娘どこで拾ったの?」
「町外れの山の麓ですけど、それがどうかしましたか?」
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