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「いまの私は身体強化の魔術を使っている。なんの魔力もかよっていないナイフで私は斬れんぞ」
旦那は緩慢な動きで由岐に向き直ります
どうやら普通の攻撃は旦那につうじないようです
なんというチートでしょうか
由岐も若干イラついているよう
ナイフの残骸をほり捨てると今度は長い日本刀をだしました
アレは物干し竿と呼ばれたやつですね
「そんな細長い剣でどうするつもりだね!!」
今度は旦那が先に動きます
身体強化というヤツのおかげかどうかはわかりませんが
矢のように由岐にむかって行きます
由岐はそれを無形のまま待ち構える
秘剣はまだ使わないようです
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