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森を抜ける道のりの途中
街にでたとき我々をどう説明するかを相談した結果
私と由岐は奴隷として売られていたところを旦那に助けてもらい
その年齢から街で保護する為に連れてきた
ということになりました
奴隷として売られていた
まずあり得ませんね
私ならともかくとして
由岐を奴隷として売るなんて神をも恐れぬ諸行です
十万億土を踏みたい方にはオススメですが
少なくとも私は嫌です
「しかし、二人ともなぜそんなに強いのだい?」
道すがら旦那が沈黙に耐えかねたのか尋ねてきました
私も由岐も気分がのらなければまったく言葉を口にしませんからね
仮にも脅迫されている身の上である旦那には辛い沈黙だったのかもしれません
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