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「いや、君達の年齢ならまだ学校に通わなければならないよ。金銭面も街がカバーしてくれるから心配しなくてもいい」
オレ達の相談を聞いていた旦那が口を挟む
しかし今のは聞き捨てならぬ情報だ
学校
この世界にもあることが確認され
かつ学校が存在できるだけの文明と治安が確立されており
その分社会は潤い回っているということ
さほど自分達がいた世界の水準とは大差ないのかもしれないですね
「住むところも学校の寮がある。奴隷として身分証明のいかない立場なら街が名義人となるから大丈夫だ」
ふむ、では大方の問題は解決か
衣食住さえなんとかなればまぁ生きていける
しかし気前のいい街だな
正体不明の人間を賄うほどの財力
相当大きな街かつ商業の盛んな街なんだな
「ところで街の名前は?」
「あぁ、王国一の交易都市。人口も首都の次に多い街。ロアナプラだ」
激しく不安です
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