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教室のドアを開けると
そこには好奇の眼差しが全てこちらをむいており
特に由岐を見る眼は一段と輝いていました
ま、それも当然といえば当然です
由岐は私の知る限りでも
超絶的に絶対的に絶望的に
別嬪さんですから
しかし彼女は遠野由岐
綺麗な花には刺があるを
ここまで体現した女もそういないでしょうに
「では二人とも、自己紹介を」
中年の筋肉質な担任に言われ
まずは私から口を開いた
「ジュン・ミナカミです。今日からお世話になります」
適度な拍手はすぐ終わり
皆が待ちに待った由岐の番です
この露骨さ、嫌いじゃないですよ?
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