3046人が本棚に入れています
本棚に追加
「そして私も腕っぷしで食べている身でね。丁度そろそろ部下が必要だなと思っていたところだ」
「どうだ?私のところに来ないか?私の見立てでは王家騎士団なんぞよりもよっぽど使えそうだ」
いきなり何を言い出すのでしょうかこの人は
「い、いけません!!年端もいかない子供に命のやり取りなど。ましてや貴女となんて」
弾かれたように激昂する受付嬢さん
それはさっきオレ達を諌めたのとはまた別の
憤怒の声色だった
立ち上がり怒る受付嬢さんを銀髪お姉さんは気にしたようもなく
ただ眼をやり
「その私に危険な仕事を回し、金を与えているのは誰だ?私が他の街や国に行かないよう必死に優遇するのは誰かな?」
最初のコメントを投稿しよう!