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冒険者で溢れかえっていた城下町は、凄く静かになっていた。 行き交う人は疎らで、幾つかの店は閉店していて。 もうすぐこの世界から魔物が居なくなるんだ。 冒険者が減るのも、彼ら向けの店がなくなるのも、仕方ないのかもしれないけど。 「驚いてる、よな。正直、これでも多い方なんだぞ?いつもはもっと」 寂しそうに話す僕を見る。 もう戦う事はないのに、自慢の重厚な鎧や楯はピカピカに磨かれていた。
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