第3話 恐怖の感染

1/20
12668人が本棚に入れています
本棚に追加
/567ページ

第3話 恐怖の感染

 話は充のバトンを受け取り、そして、充が首折り女に代わりにメールを打って貰い、送信して貰った相手にさかのぼる。 この女性にも、恐怖が感染する事になる。 今日は、充君からのバトンをしないと。 あ~今日は、疲れたなぁ。 職場が暑くて……充君は高校生だから、まだ楽よね。 でも、テストはもう受けたく無いけど。 バトン終了!! しかし、今好きな人とか微妙な質問が……いないようで、いるのです。 充君のコメントは、いつも早いから、早くご飯を作って、食後にゆっくり見よう。 充君はなんて言うのだろう? 気になるな……送り主をどう思っているかの所に変な事を書いてしまったから。 あ~! 恥ずかしい! 「ゆきえ……携帯をしながら、笑うと不気味よ?」 『ごめんね。お母さん! まあ……色々あるのですよ!』 「色々ねぇ……微妙に顔が変なのですが、代わりにご飯を作りましょうか?」 『いや、私が作るよ。お母さんの料理は、色々な意味で……あの……その……珍味ですし』 「どうせ……私なんて……え~ん」 『どうせ嘘泣きだろ!?』 「普段は、おしとやかな癖に、いきなり汚い言葉を使わないでよ!」 『ごめんなさい。貴方様の娘でございますから~!』 「可愛い顔して、キツイ事を言わないで!」 ああ……なんか今日は意地悪だなぁ……まあ、いいや! 料理をしよう。 私の何か落ち着かない気分も、お母さんの機嫌も治るかも知れないし。 料理をしても、気分は落ち着かなかった。 料理の味もいまいちだった。 どうしたのかしら。 今日は熱も無いしなぁ。 二階の自分の部屋で、モバに繋いでみた。 充君からのコメントは無かった。 もう、バトンをしてから時間が経っているのに……。 最近は、充君の人気が凄いから、バトンの内容に腹を立てたのかな? 気になって、普段はしないミニメを送ってみた。 ミニメなら、直ぐに返事をくれるに違いない。 嫌われてないといいなぁ……。
/567ページ

最初のコメントを投稿しよう!