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第3話 恐怖の感染
話は充のバトンを受け取り、そして、充が首折り女に代わりにメールを打って貰い、送信して貰った相手にさかのぼる。
この女性にも、恐怖が感染する事になる。
今日は、充君からのバトンをしないと。
あ~今日は、疲れたなぁ。
職場が暑くて……充君は高校生だから、まだ楽よね。
でも、テストはもう受けたく無いけど。
バトン終了!!
しかし、今好きな人とか微妙な質問が……いないようで、いるのです。
充君のコメントは、いつも早いから、早くご飯を作って、食後にゆっくり見よう。
充君はなんて言うのだろう?
気になるな……送り主をどう思っているかの所に変な事を書いてしまったから。
あ~! 恥ずかしい!
「ゆきえ……携帯をしながら、笑うと不気味よ?」
『ごめんね。お母さん! まあ……色々あるのですよ!』
「色々ねぇ……微妙に顔が変なのですが、代わりにご飯を作りましょうか?」
『いや、私が作るよ。お母さんの料理は、色々な意味で……あの……その……珍味ですし』
「どうせ……私なんて……え~ん」
『どうせ嘘泣きだろ!?』
「普段は、おしとやかな癖に、いきなり汚い言葉を使わないでよ!」
『ごめんなさい。貴方様の娘でございますから~!』
「可愛い顔して、キツイ事を言わないで!」
ああ……なんか今日は意地悪だなぁ……まあ、いいや!
料理をしよう。
私の何か落ち着かない気分も、お母さんの機嫌も治るかも知れないし。
料理をしても、気分は落ち着かなかった。
料理の味もいまいちだった。
どうしたのかしら。
今日は熱も無いしなぁ。
二階の自分の部屋で、モバに繋いでみた。
充君からのコメントは無かった。
もう、バトンをしてから時間が経っているのに……。
最近は、充君の人気が凄いから、バトンの内容に腹を立てたのかな?
気になって、普段はしないミニメを送ってみた。
ミニメなら、直ぐに返事をくれるに違いない。
嫌われてないといいなぁ……。
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