第2話 恐怖への序曲

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 他に有力な情報が得られなくて、残りの授業時間で急いでノートを取った。 『菊正今度は見つかるさ。気を落とすなよ』 「一体どうしろって言うんだ!」 そうだな……どうすれば……。 そうだ! 『菊正! 危険な賭けだけど乗るか?』 充は自信に満ちた表情で菊正の肩を掴んだ。 「……ああ乗る! 俺の体なんてどうなってもいいんだ!」 その夜俺達は、万全の準備をして賭けに出る事にした。
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