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最近いきなり放置する仲のよかったモバ友達がいる。
伝言板もストップしている……。
そう日記に書いてため息をつくこの人物の名前は神尾充。
名前の通り過去は名門の一族の末裔だ。
その女の子は、モバをこよなく愛する人だから、こんなに放置する何て初めての事だった。
今日も充はベットの上に寝ころんで考え事をしている。
それに、放置する時は放置すると日記に書いてから放置をする、モバ友思いの女の子なのに……一体どうしたんだろう?
充は消えた林檎を心配しているらしい。
年は離れているが、同じ高校生だから彼は18歳になったばかり。
普段は、返事がないと忙しいのかなと思って気長に返事を待っていたけど……。
今日は何故か胸がざわめくんだ……。
悪い予感がした……昔からこんな気持になった時は必ず嫌な事があったんだ。
充は昔から勘がいい方で予知夢を見ていた。
友達の菊正を電車の事故から救った経験がある。
彼女は、伝言板を整理するタイプだったが、レスがそのまま放置されていた。
彼女が、見ていない証拠だった。
充はわかっていても不安て行動せずにはいられない。
彼女の友達の足跡だけが頻繁に入れ代わっていた。
その中に恐怖の元凶も混ざっている事を充は知るよしもない。
会話をしているのかと、何回も足を運んでみたが、会話をしている形跡はなかった。
彼女の伝言版は増える一方読んだら消すタイプなのに。
彼女の友達皆も心配しているんだな……と思って、自分のページで日記を書く事にしたんだ。
充の日記は人気がある。何故なら甲子園に出場した経験があるのだから。
彼女の好きなアーティストの日記を書けば、コメントをくれるかも知れないと思って……。
だが、返事はもちろん無かった。充は酷く落胆の表情を見せた。
マイプロフィールに戻ると、知らない人からの伝言が残されていた。
それが、形は違えど充にとって不幸の始まりだった。
僕は、この時……必死に彼女を探していた。
この時から僕達の運命は、変えられない方向へと舵を切っていたのだろう。
地獄に向けて、まっしぐらに。
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