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もう話す事も、なさそうだ。
早く来い菊正宗!!
と言うか、このまま聞くとキレてしまいそうだ!!
『アンタは、モバでモテたのか?』
【モバでは、モテないけど、それは見る目が無いんだよ! 出会い系ではモテモテだったんだよ!】
痛い頭の持ち主だな。
どうせ、金に釣られた人だろ?
殺されたのも自業自得だ。
『他に失踪事件で知っている事は無いのか?』
【相談して来た女がいて、2時間も相談に乗ってやったのに、直メしてくれなかったから、暴言吐いたら返事来なくなった位だな】
しっかりと騒ぎに乗っかっているみたいだな。
こんな腐れ野郎でも、役には立ったか。
しかし、発言も考えも幼稚だな。
底が浅い感じを受けるこんな大人がいるから、社会が乱れるんだ!
「充~何処だ~!?」
【貴様~! 仲間を呼んだな!? その体を乗っ取ってやる~!】
厨房親父が、突進して来た。
ギリギリで避けたついでに、ドアを空けてやる!!
【何で動けるんだよ~!! 怖くないのか!?】
知らない時には怖かったけど、お前の幼稚な思考回路に恐る奴は、いないだろう!!
『菊正~! 刀をくれ~!』
俺は、坂本龍馬ばりの台詞を吐いた。
かっけえかも。龍馬は、人を殺すのが怖くて真剣勝負はしなかった。
でも、俺の相手は幽霊。
しかも、変態。何も怖がる事はない。
何故なら、既に死んでるのだから。
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