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そう言えば……初めてのモバ友と約束してたな……。
貰ったバトンを今日やるって。
俺は、彼女にどう思われているんだろう。
せめて……最後に…………
【ズイフン潔ヨイのね……死ぬのが怖くナイノ?】
『……怖いさ! でもこれで、霊に襲われたのは、4回目なんだ……ほとんど眠っていない……俺は疲れたんだよー!』
【フッフフ……確かに霊には人気の出るタイプね……安心して? 頭を1回転させるダケにしてアゲルカラ……痛いのは、一瞬ヨ? 最後ニナニガしたいの?】
最後に……。
『最後に…………最後に!! 最初に出来たモバ友達に、さよならを言いたい!!』
【助けてトカ言わないんダ!? キミって面白いカモ……でもその願いは叶いませんでした~! ヒャヒャア~! 男なんて死ねばいいのよ~! 汚らわしい!!】
耳元でヒステリックな声が響いた。
耳がおかしい。
俺の首が右に回って行く。
菊正宗と、霊の女の子が、ブルブル震えていた。
俺は、このまま、幽霊よりも凶悪な存在の、肉体を持った怨体と呼ばれるより強い怨念を持った女に、殺されるんだ。
このまま、首を右方向に、一回転されて。
皆……今まで有難う……楽しかったよ。
さようなら。
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