第2話 恐怖への序曲

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 このまま死んで世の中の為になったと言えるのだろうか? 次の被害者を減らす事を最後にするべきじゃ無いのか!? よし……俺は最後に、この世の中に生きた証を残す。 それが、好きな人の口から広がるんだ。 こんなに嬉しい事は無い。 【早くシテくれるかな!? 凄く大サービスなのよ? それとも、早く死んでミタイ?】 『いえ、よろしくお願いします。メールの返事を今から言います!』 不思議と、決意を新たにしたら、首の痛みが消えていた。 気絶する程痛かったのに。 【任せて! 打つのハヤイから!】 『僕は、これから死にます。 モバの失踪事件を追っていて、霊に狙われる様になって、もう3日もろくに寝ていません。 でも、わかった事があります。 この事実を多くの人に教えて下さい。 モバには、悪霊も利用しています。 もし、知らない人から友達希望が来てもスルーして下さい。 また、その悪霊も複数存在しています。 子供の霊に、美しい女性の霊に、後は、僕が除霊したので、もう危険はありませんが、モバを出会い系として使っていた、最悪な40歳のオッサンの悪霊です。 そのオッサンも、モバの悪霊に首を捻られて殺されたのですが。 そして、僕もその腐ったオッサンと同じ運命を辿ります。 この事をモバの利用者に伝えて下さい。 下手に首を突っ込むと首の骨を折られて死ぬと。 最後に、一番最初の友達になってくれて有難うございました。 最初は、誰も友達になってくれないかと心配でした。 本当に嬉しかったです!』 【アンタが、私の復讐の相手を消したの!? 私は一体これからドウスレバ良いのよ!】 【ゴキィゴキィ!ドシャ!】
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