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その高校生くらいの男の子は、私の問いかけ答えずに、優しく微笑んで何処かに行こうとしていた。
綺麗な川が見える。
「待って行かないで!」
私は気がつかない内に叫んでいた。
と言うか、川が綺麗だ……足をつけらた気持がいいだろうなぁ!
って私のおバカ~!
あ……カッコイイ男の子が、行ってしまう。
「待って! こっちに来て一緒に川で遊びませんか?」
ってなんて誘い方だ?
やっぱりバカなんだな私って……。
『僕は、もう死ぬんです。ほっといて下さい。しかし、変な止め方ですね……面白いなぁ!! アハハ!』
うわ~声もカッコイイよ……顔がいい人は違うなぁ。
って更に私のバカ~!
重要なのは、そこと違うよ~!
ここは、死ぬ人が通るの三途の川だし~!
このお兄さん死んじゃうんだ……どうせ死ぬなら私と付き合ってほしいな。
よし駄目で元々当たって砕けろ~!!
「あの死ぬくらいなら、私と付き合って下さい!」
『はぁ!? 頭は大丈夫ですか? あ!! ごめんなさい。悪い意味じゃ無いです。決して馬鹿にしている訳ではありません!!』
「付き合って貰えるのか、無理なのか、はっきりして下さい!」
おお~!! 私は夢の中では強気だぞ~!!
リアでも、これぐらい言えたらなぁ……。
【チュンチュン!】
『……………………』
へ? 何か言ってるけど、聞えなかった。
スズメ君うるさいよ~!
あ? 嫌だ目が覚めてしまう……がんばれ私起きるな私!!
「うはぁ……駄目だった……起きてしまった」
もう少しだったのに……まあ……くよくよしても仕方ない! 顔を洗ってご朝飯を作ろう!!
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