第3話 恐怖の感染

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 その高校生くらいの男の子は、私の問いかけ答えずに、優しく微笑んで何処かに行こうとしていた。 綺麗な川が見える。 「待って行かないで!」 私は気がつかない内に叫んでいた。 と言うか、川が綺麗だ……足をつけらた気持がいいだろうなぁ! って私のおバカ~! あ……カッコイイ男の子が、行ってしまう。 「待って! こっちに来て一緒に川で遊びませんか?」 ってなんて誘い方だ? やっぱりバカなんだな私って……。 『僕は、もう死ぬんです。ほっといて下さい。しかし、変な止め方ですね……面白いなぁ!! アハハ!』 うわ~声もカッコイイよ……顔がいい人は違うなぁ。 って更に私のバカ~! 重要なのは、そこと違うよ~! ここは、死ぬ人が通るの三途の川だし~! このお兄さん死んじゃうんだ……どうせ死ぬなら私と付き合ってほしいな。 よし駄目で元々当たって砕けろ~!! 「あの死ぬくらいなら、私と付き合って下さい!」 『はぁ!? 頭は大丈夫ですか? あ!! ごめんなさい。悪い意味じゃ無いです。決して馬鹿にしている訳ではありません!!』 「付き合って貰えるのか、無理なのか、はっきりして下さい!」 おお~!! 私は夢の中では強気だぞ~!! リアでも、これぐらい言えたらなぁ……。 【チュンチュン!】 『……………………』 へ? 何か言ってるけど、聞えなかった。 スズメ君うるさいよ~! あ? 嫌だ目が覚めてしまう……がんばれ私起きるな私!! 「うはぁ……駄目だった……起きてしまった」 もう少しだったのに……まあ……くよくよしても仕方ない! 顔を洗ってご朝飯を作ろう!!
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