第3話 恐怖の感染

7/20
前へ
/567ページ
次へ
 あ……ミニメ来てる。 知らない人だ。誰だろ? [充は今動けないので、代わりに友達の俺が返事を出しています。 今は絶対安静ですが生きています。 意識はまだ戻りませんが、貴方のハンネを呼び続けています。 きっと充の願いは、注意しないと危険だと言う事を皆に知らせてほしいと思っているでしょう。 俺も充の代わりに、沢山の人にミニメで注意を促しておきますので、そちらもお手数ですが、お願い出来ませんか? いきなりお願いしてしまい、失礼しました!] やっぱり充君は生きていたんだ! 良かったなぁー! 仲良しだから、いなくなると寂しいから。 「わかりました。こちらも、注意を促しておきますね。目が覚めたらお大事にして下さいね! と言っていたと伝えて下さい] よし。送信! 「なに真剣な表情で、メールしてんの? 普段はニヤけてメールしてる癖に」 ニヤニヤしてたのか!? 恥ずかしい所を見られたなぁー! 「まあ、あれだよ。ご飯が冷めてしまいますよ。お母様! 頂きま~す!」 「頂きます……上手く誤魔化したわね……今度は教えてね?」 深く追求しないで下さいよ~! 「返事は?」 「お母様……しつこいですよ?」 「娘の春の予感がしますのでね~!」 春か……くればいいねぇ……確かに彼氏はほしいけど、向こうがどう思っているのか微妙ですからなぁ~! 「お母様……それはそうと、今日はお母様の食事当番だったので、食器洗いお願いしま~す! 仕事に行ってくるよ!」 私の不安は消えたので、ご飯が美味しく食べられた。 充君が無事だと言う勘が当たって良かったなぁー! 今日も仕事頑張りますか! ゆきえ行きま~す!!
/567ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12668人が本棚に入れています
本棚に追加