第3話 恐怖の感染

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 寒!! 夏だけど息が白い。 アハハ……まさかね……あり得ないよね。 気のせいさ~! 前向きににポジティブに~! 「ゆきえお帰りなさい。今日はすき焼きよ!」 「只今帰りました。やった~!」 すき焼きなら、外れは無いですからね! 二日続けて美味しい料理が食べられるなんて……太るよ~! 少々体重が気になる。 【体重なら大丈夫ダヨこれからイジメて、ストレスで痩せさせてアゲル。ギャハハハ】 背中に、凄まじい悪意と、悪寒が通り抜けた……もしかしてさっきのは、ルート細胞君では無くて……悪霊を連れて来てしまったのか……。 最近心霊現象は、減少していたのに……充君に責任取って貰わないとなぁ。 「またニヤって笑ってるよ?」 「そうですか? とりあえず、お風呂に行って来ま~す!」 「塩をどうするの?」 「秘密なのです~!」 お母さんも、霊感強いし怖いの苦手だから、黙っておこう。 また、風呂に塩を入れる事になるとは……。 でもこれで、悪霊は私に近づけない。 お母さんも、知らない内に風呂に入って守られる。 後は、霊の事は忘れるだけだ。 完璧な作戦でございます~!
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