12668人が本棚に入れています
本棚に追加
お坊さん達の緊張感が伝わって来る。
息苦しい。
そして寒い。
家に入ると、吐く息が白かった。
何なの!? こんなの私の家じゃない!!
お母さんは大丈夫なの!?
「お母さんが家にいるんです。助けて下さい!」
お坊さんは、険しい表情で私を見た。
それから、悲しい表情になった。
え? 嘘だよね!?
お母さんが、幽霊に襲われる訳がないよ!!
「お母さんー!!」
私は我を忘れてお母さんの眠る部屋に向かった。
「待ちなさい。一人じゃ危ない!」
そんなお坊さんが止めるのも無視をして、母の部屋のドアを開けた。
「お母さん!!」
そんな……お母さん……。
最初のコメントを投稿しよう!