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先輩とドキドキ夜デート…!?
「花梨っ! こっち、こっち!」
「ごめんっ! 準備に時間かかっちゃった…」
私と佐紀は今、体育館の入口に居る
「まだ大丈夫だよ! 今練習始めたばかりだから!」
「良かったぁ~…
あっ…! 佐紀今日の服変じゃない…?」
私は、気合いを入れてフリフリで膝が出るくらいの薄ピンクのワンピースに、ヒールに髪は上の方で縛った髪型の格好をしてる
「花梨…可愛すぎるよ! 野獣達が黙ってないよ~♪」
「や…野獣…?」
野獣って…佐紀も夏バテで頭おかしくなった…?
「ところで…それは何?」
佐紀は私が握り締めてるバスケットに、目をやって聞いてきた
「これ…? 今日皆で食べようと思って作ってきたのっ!」
「もぉ~! 花梨可愛すぎるよ~♪」
佐紀は、私に抱きつきながら言った
「おい…何してんだ…」
「そーそー、二人して楽しそうに、俺もまっぜて♪」
高峰先輩と楽先輩が扉のところに立っていて 楽先輩は、私たちをガバッと抱きついてきた
「おい…やめろ…」
そー言って、黒沢先輩は楽先輩を剥がした
「花梨、今日は来てくれて サンキュ」
「いえっ! 頑張って下さいね…!?」
「おう、ちゃんと見てろよ」
先輩は、少し強引だけど髪が崩れないように優しく、大きい手で、ゴツゴツした手で頭を撫でてくれた…
私は、先輩の少し強引でグシャグシャにしちゃうほど撫でてくれるのと、優しく、髪が崩れないように撫でてくれるあの手が、先輩の全てが好きでしょうがない…
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