秘密*桜桃

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うちの学園は生徒数700人を超えるマンモス校。 ほとんどが 南桜学院中等部と 北桜学院中等部、 南桃学院中等部、 北桃学院中等部の4校から来ていて、あとは外部の生徒。 ちなみにあたし達は、 都内の都立第三城砦中学校の出身な為、知り合いは0。 結構不安だけど、莉桜がいるから 大丈夫! 駅を出て徒歩5分。 学園の校門が見えた。 桜並木に囲まれた通りを進み行くにつれて気持ちが高ぶって行くのが分かる。 「はぁ…。優愛とクラス離れちゃったらどうしよう…?」 いつも強気で前向きな莉桜が 珍しく弱気… かと思いきや、 「まぁー、なるようになるか♪」 と、予想外の言葉を発しながら、 ズンズンと前に進んで行った。 「えぇぇーーー?!ちょっ…立ち直り早っ!…てか待ってよ!」 昔からうじうじしないタイプだったけど、ここまでとは…
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