秘密*桜桃

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「俺も君と同じで渋谷に住んでてねぇ。桜桃学園に行きたかったんだよ。」 信号待ちの交差点で、しみじみと語り始めるタクシーの叔父さん。 「そうなんですか…」 何て言葉を掛けたらいいか分からない時、ちょうど駅に着いた。 「あ、じゃあここで」 軽く会釈をして財布を取り出す。 「ぁいよー。\700ね」 財布から700円を取り出して タクシーの叔父さんに渡す。 そのまま改札に向かった。
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