秘密*桜桃

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~♪ お気に入りの着信音が 莉桜からメールが来た事を知らせた。 To→優愛* From←莉桜* ーーーーーーーーーーー 13だょ! てヵ今優愛見つヶたゎ! そっち行くね* ーーーーーーーーーーー 了解と打って送信をし、携帯を閉じる。 すると、肩にポンッと誰かの手が置かれた。 普通ならビックリして痴漢扱いしてしまう所だけど、 メールを見たからすぐに分かった。 「莉桜っ!」 人混みの中押し分けて来たのか、 ゼーゼー息を切らしている。 「…おはょ…てか…人多すぎ。 毎朝毎朝慣れないゎ…。」 「あははー。大丈夫?今日までだからいーじゃん。」 莉桜は鞄から手鏡を取り出して 髪をとかしていた。 「まぁ、同じ駅からだからこうして探し合う事は無くなるけど… 1駅でも混み具合は一緒ぢゃん?」 さすがにここでメイク直しはしないらしく、莉桜は鞄に手鏡をしまった。
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